宿泊記③ではリノベーションで新しくなった「マンダリン オリエンタル シンガポール」の客室やホテル内部を紹介いたします。
マンダリン オリエンタル シンガポールの大規模リノベーションは2023年に春から半年かけて行われ、秋にオープンしたそうです。
そう、2022年秋に私たちが宿泊した数ヶ月後にクローズしたようで、「え〜!1番古い時期に泊まったってこと…?」と呆気に取られましたが、それならばリノベ後にも泊まらなければ〜と今年宿泊してきました。
ホテルはもともと良かったソフト面に加えてリノベーションでハードも充実したことにより、高価だけど納得の滞在となりました。
目次 閉じる
ホテル外観とロビー

外壁緑の部分が平凡な外観にハナを添えています。
入口のスタッフも増えて制服も明るく変わり、到着時から気持ち良いです。
エントランスエクステリアの菩薩像アートはピカピカに磨かれて再利用、ソファまでセットしてありました。

ロビー内は水盤がなくなり、イマドキのロビーに変化、以前の感じがとてもマンダリンオリエンタルぽくって好きだったので、妙に若返ったインテリアで陳腐に感じてしまいました。
エレベーターホールも明るくなりましたがありがちな雰囲気に。





上から見るとカーペットや瀟洒なシャンデリアが華やかです。

ペストリー、ケーキやホテルグッズが購入できるショップと、ロビーカフェもできて、宿泊しなくても立寄りやすい雰囲気になりました。
パンオショコラ(一個約1,000円)を購入したら可愛い箱に入れてくれました。温めもしてくれますよ。


まあ美味しかったですが「パンは箱代込みやな」と思う関西人でした。
クラブマリーナベイビュールーム
宿泊したのはクラブマリーナベイビュールーム、シンガポール湾の正面にあたる高層階の客室です。

以前宿泊したのは同じマリーナベイビュールームの最上階でしたが、今回はラウンジの一つ下のフロアになり、10mほど低くなるだけで海が近く感じて、高過ぎないのもメリット有りなんだなと気づきました。
また、余談ですがチェックイン時に有料アップグレードの案内もいただきました。約18,000円プラスで一泊25万円ほどするコーナーの「マリーナベイスイートウィズバルコニー」に泊まれるという提案で、もともとの宿泊費もそれなりなので脳がバグって18,000円をわずかに感じてしまいかな〜り悩みましたが、
15時まで部屋に入れない事やレイトチェックアウトもできない、アサインされるスイートルームは中層階になるという条件から、元々予約した客室で充分という判断を夫婦で下しました。
しかしスイートにほぼ半額で泊まれる千載一遇のチャンスだったので実は心残りもあるのです。だから未練がましく公式からお借りしたスイートルームの俯瞰図をこちらに置いておきます〜イミフ。

そしてアップグレードしなかったので今回の予約プラン特典(Hotelux)のアーリーイン・レイトアウトが可能となり、
午前中に入室、16時チェックアウトができました。
実は到着チェックイン時にラウンジで朝食までいただいております。
そう、以前のクラブルームはレイトアウトがついていましたが、現在通常は15時チェックイン、12時チェックアウトに変わっているのです。
なのでレイトアウトする裏技としては、無料の「Fans of M.O.」に入会し、選べる宿泊特典からレイトアウトを選択すれば16時アウトが可能になります。
閑話休題、客室のお話に戻ります。
客室の広さは変わっておらず、ベイビュールームは基調色グリーン、モスグリーンがシックなお部屋になり雰囲気の良い家具も加わり、以前のオレンジ系よりも好きなカラースキームです。
クッションも好みのストライクゾーン♪
ベッド側の壁クロスは地模様のバティック柄で非常にシック、日本人ならみんな好きなインテリアだと思います。
空調のパネルもプラナカンな透かし彫りです。




ワーキングデスクは縮小されてカウンター風になり仕事向きではなくなりましたが、シングルソファとシングルチェアが配置されて、窓辺でシンガポール湾を眺めてまったり出来たり、インルームダイニングが食べやすくなりました。
新鮮だったのはミニバーとして水屋風置き家具があったこと、造作できっちり造ってあるより柔らかい印象になり、それがプラナカン風味で可愛いのです、内部のクロスはシノワズリーで植物と小鳥が描かれており、家具の上に鳥の置物ものっており非常に可愛い空間です。このクロスはクローゼット内部にも使われています。

コーヒーはイリー、お紅茶はTWGのアメニティ用ティーバッグ(以前はコットンバッグでした)




そして嬉しいことにクラブルームはミニバーが無料です。


とはいえ冷蔵庫に高価なものは一切無くw喉の渇きを癒やすレベルです。ラウンジではシャンシャン出来ますしね。
眺望は言わずもがな、どーんとシンガポール湾とマリーナベイザンズ、金融街の高層ビルです。
もちろんフラトンやマーライオン君も見えています。



ウィンドウトリートメントは、生成り色のレースカーテンに遮光のロールスクリーン(電動)でした… 最近忘れっぽいので少し自信がないけれど合ってると思います。
収納はウォークインでは無く壁面にクローゼットがあります。
中に必要なものは揃っています。
バッグはプールなどに行く時のもの、欲しい時は下のショップで購入するよう但書がありました。素敵なバッグで価格一万円以下でしたが、持ち手などが少々素朴でMOファンでなければ割高だと思います。
またクラブルームの特典として2点のランドリーが無料でした。(利用していないので詳しくはわかりません)




水回りの場所や面積は同じで、シングルボウルからダブルボウルになり、
入口カウンターがなくなりバスタブが手前に移動して斜めに配置されてやや大きくなりました。(1:1:√2で斜めだとまっすぐより最大1、4倍長いものが入ります)
さらに奥のトイレにドアが新設され使い勝手が向上しました。
シャワールームはレインフォレストの調子が悪かったり、外に水が漏れやすいのが難点でした。他でも同じ水漏れの口コミがあるので施工レベルが低い部屋があるようです。
バスタオルも日本のフカフカに慣れていたらごわつきを感じるレベルでした。





バスタブ横の蘭が生花なのは流石です。


ウェルカムスイーツはなく、ターンダウンをお願いした17時から19時の間にこちらのチョコだけがテーブルに置かれて、タオルなど一切交換されておらずラウンジから戻ってきてびっくり…よって新しいタオルだけ電話してお願いしました。
シンガポールフライヤーに出かける20時30分ごろに廊下でスタッフを見かけたけれど、Don’t disturbにして出かけたので結局ターンダウンはされませんでした。
それから以前からの微妙な味のオリジナルドリンクは入室時からしっかり鎮座していました、イランケド…


そして偶然週末の滞在だったので、部屋から花火が楽しめました。
毎年8月9日のナショナルデーに向けて本番さながらのリハーサルが6月中旬から始まります。
(今年シンガポールは60歳を迎え節目の年だそうです)
なのでそのスケジュールに合わせるとホテルから花火が見えますよ!
時間はネットから拾えますが、私はラウンジスタッフにお願いして打ち上げ時間を手書きでもらいました。
打ち上げは三回あるので覚えられなくて〜
インルームダイニング
ホテル内で思いつきで気楽に食事できるので、最近インルームダイニングを利用する事が増えました。
いただいたものはナントカの一つ覚えで前回と同じく、ロブスターのラクサとシンガポールチキンライス、
変わらずおいしいですがチキンライスがなんだか上品になっていました、量が減ったとも言い換えられます。
またクロスが掛けてあるテーブルも用意してくれましたが、せっかくのマリーナベイビューなので窓辺のティーテーブルで食べることにしました。




非日常の景色と美味しいお料理で今回も大満足でした。
MO BAR

宿泊特典にMO BARでのウェルカムドリンクチケットがありました。
夜にはライブがあるようですが、夜はラウンジや花火やマリーナエリアでの観光に忙しく、17時オープン直後の明るい時間に訪問しました。

BARの大きな窓からはマリーナ周辺が見渡せます。



ホスピタリティはもちろん完璧、私のモクテルもとても美味しいです(ブルーの方)
プール
プールは、こちらに宿泊すると必ず一度は来たい場所、リノベーションでの大きな変化はなく快適なプールです。

マリーナベイサンズや対岸の金融街が見渡せて、客層が良いので非常に静かです。




プールサイドには、カバナも数カ所あり無料です。

今回カバナは、前の利用者と入れ違いだったのでセッティングが雑ですが、通常はタオルをロールして可愛くセットしてあります。クッションは新調されて高級感が増しました。
そして、すぐにドリンクとおしぼりが運ばれてハイクラスホテルのプールを実感できます。


ただ今回は、すぐ前が建築工事中なので音と少し重機の排気臭を感じました。
この工事に関してはガッカリポイント、いったいいつまでかかるのでしょうか?まだ基礎工事の段階です。

なお、工事現場が広大ですがヘリックスブリッジへの通路は確保されているので、マリーナベイサンズへは以前と同じくヘリックスブリッジ経由でアクセスできます。

次に作りますブログでは番外編として、
部屋から見えたシンガポール建国60周年ナショナルデーリハーサルの花火や、宿泊特典で選んだシンガポールフライヤーの様子をレポいたします。
以上ラズベリーでした。